加藤登紀子さん 校歌、市民コーラスにレッスン

長浜バイオ大で「びわ湖音楽祭」前に

 県民参加型コンサート「びわ湖音楽祭」(6月13日)を前に、プロデュースする歌手・加藤登紀子さんが30日、長浜バイオ大学を訪れ、音楽祭に出演する市民コーラスと合同練習を行った。

 音楽祭は「琵琶湖周航の歌」の生誕100年を記念し、2017年、びわ湖ホールを皮切りに開催。県内各地を巡っており、3回目となる今年は高島市民会館で開かれる。

 2部構成で1部には地元小学生の和太鼓やオーケストラの演奏のほか、来年、音楽祭の開催地、長浜市から市民コーラスが参加する。市民コーラスは「トゥッティ・エコー」「EMUシンガーズ」ら複数のグループの混成で、長浜バイオ大学の校歌「悠久の街」を加藤さんとともに歌う。

 校歌は加藤さんが2005年、作詞・作曲したもの。この日はメンバー15人が加藤さんの指導で声合わせなどをした。加藤さんは歌う際「目一杯、お腹から声を出して」などとアドバイス。終盤には「素晴らしい。はまっている」などと称賛。小泉美穂さん(せせらぎコーラス)は「加藤さんのパワフルさに驚いた。以前から練習していた曲。本番では自分達の声を会場に響き渡らせたい」と話していた。

 加藤さんは「この校歌は大学と地域をつなぐ歌であり、長浜の歌。学生や地域で育ててほしい」と語っていた。

 なお、13日のびわ湖音楽祭のチケットは完売している。

掲載日: 2021年05月31日