全国障害者スポーツ大会に長浜から4人が出場

8年ぶり、グラウンドソフトボールで

 グラウンドソフトボール滋賀県チームは近畿地区代表として29日から栃木県で始まる全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」に出場する。8年ぶりの全国大会出場で長浜市からは選手、コーチャー各2人が参加する。

 出場するのは祇園町の内野手・田中宏明さん(51)、元浜町の外野手・肥満孝史さん(59)、大井町のコーチャー・米田貢さん(51)、高月町雨森の同・谷口忠士さん(50)。

 滋賀チームは6チームが参加した6月5日の近畿地区予選で優勝。2014年以来、8年ぶり16回目の全国大会出場権を獲得した。

 チームとしては投手を中心とした堅い守りでリズムを作り、攻撃に繋げ、少ないチャンスを生かすのが得意。肥満さんは「自分なりに満足できる結果を残したい」と話し、キャプテンの田中さんも「今持てる力をチーム全員で発揮し、近畿代表チームとしてメダルに絡みたい」と意気込んでいる。

 なお、滋賀県チームは29日午前10時半から、宇都宮市屋板運動場で、九州代表の福岡県と初戦を戦う。

 【グラウンドソフトボール】視覚障害のある選手が出場できる競技。1チーム10人で全盲の選手が常時4人以上出場しなければならない。ルールはソフトボールが基本だがハンドボール大の球を使用。投手は全盲の選手とし、捕手が手を叩く音を頼りにボールを転がして投球。打者はボールの転がる音を頼りにバットで打つ。野手とランナーの接触を防ぐため、すべての塁に守備用・走塁用ベースが置かれ、各塁のコーチャーがランナーを誘導する。

掲載日: 2022年10月26日