余呉小中学校が「そらめチャンネル」開設

故郷の良さユーチューブでPR

 余呉小中学校は動画投稿サイト「ユーチューブ」に生徒たちが作った公式チャンネル「そらめチャンネル」(https://bit.ly/3Ak3Udt)を開設。余呉の素晴らしさを広くアピールしている。

 長浜市教委ではICT(情報通信技術)教育を推進。今年度からタブレット端末を活用したネット検索や、紙媒体に代わるデータ配信による学習などを実施。各校で特色ある取り組みをしている。

 以前からインターネット環境が整備されている同校ではICT教育を積極的に取り入れており、小中一貫校の特色として、総合学習の一環で故郷の良さや課題に気づく「よごふるさと科」を設置。生徒たちが積極的に活動している。

 ユーチューブは特殊な設備やソフトがなくても、インターネットに接続していれば、撮影した動画を無料でアップロードでき、共有できる。同校ではこのユーチューブを活用し、地元の素晴らしさを広めようと考えた。

 生徒会長の堀江鷲太君を中心に生徒たちは昨年の夏休み、動画に必要な素材を集め、編集。9月に「そらめチャンネル」を開設した。「そらめ(天女)ちゃん」は同校のオリジナルキャラクターで、余呉湖の羽衣伝説を基に生徒が作成したもの。ユーチューブでは、そらめちゃんが「ウッディパル余呉」「余呉湖」の紹介や「白子皇子」「羽衣」伝説などを紹介している。

 また、個人情報やプライバシーを保護するため、生徒の顔写真などは一切、掲載していない。

 学習の合間に制作しているため、更新数が少なく、今のところ、チャンネル登録者数は120人ほど。1000人を超えると、スマホやタブレットでライブ配信ができるため、生徒達は登録者数を増やそうと、旬のネタを集めている。

 校外からの配信も技術的に可能なため、ニーズが多い中体連のライブ中継や試合後のインタビューなど、保護者向け限定配信も検討している。

 全国的にも珍しい取り組みで、ICT、地域連携担当職員の松田幸夫さんは「ユーチューブを始めたことで生徒達のスキルがアップした。1000人突破が当面の目標。ぜひ、登録を」と話している。

 

 

掲載日: 2021年06月28日