メロンの出荷、販売開始!

作ったら売れる、小谷城メロン スマートIC農場は14日から収穫

 梅雨明け間近の長浜市内の農場で、メロンの出荷、販売が始まる。

 小谷城スマートインターチェンジ栽培実験農場で栽培している「(仮称)小谷城メロン」はあす14日から収穫を開始。市内の道の駅などで販売される。

 農場では今シーズン、ビニールハウス計3棟、約60㌃で、緑の果肉のアールスミラノ春Ⅱを1160本栽培。700〜800個の出荷を予定している。

 栽培法として発泡スチロールに土を入れ、水やりや液肥を自動的にする装置を導入。ミツバチによる自然交配などをしている。13日には近くの小谷小3年生12人が社会科の一環として、農場を訪問。湖国農産の脇坂良平農場長からメロンの育て方や流通などを学んだ。

 脇坂さんは高級マスクメロンを栽培する理由として「消費者ニーズが多く、作ったら確実に売れる」と説明。市農林政策課の星野美音さんは「メロンが終わった後もキャベツやミニトマト、キュウリなどを栽培するため、畑が空っぽにならない」と話した。

 この後、児童たちはメロンの葉や果実にふれ、試食。松橋花穏さんは「かなり甘い。買って食べてみたい」と話していた。

 なお、収穫されたメロンは市内の道の駅や産直施設、コープなどで販売される。

 

戦っている農家の結晶 たかつきメロン、16日から発売

 夏の味覚「たかつきメロン」の販売が16日から、高月町高月の農産物販売所「ゆめまる館」で始まる。

 販売する緑色の果肉、アールス系2種のメロンは上品でさっぱりとした甘みが特徴。今年は大きさ、甘さとも平年並み。

 栽培しているJA北びわこ高月施設園芸部会の部員は高齢化などで山口哲生さん(52)と横川雄一さん(47)の2人だけになってしまったが、昨年4軒の農家が栽培していた2000平方㍍、7棟のビニールハウスを維持。前年比106%、2540個の出荷を予定している。

 栽培歴7年の山口さんは三ツ矢町からの「通い農家」。経験と実績を頼りに、玉を大きくしたり、きれいな網目を出すため、高温のビニールハウスの中で連日、奮闘しており「メロンは戦っている農家の結晶」「手間ひまかけて、栽培しているから自信がある」と語っている。

 毎年、1週間ほどで完売する人気ぶり。今シーズンはより多くの人に味わってもらおうと、予約販売を中止。店内の混雑を避けながら、対面販売のみとする。

 1個入り2000円〜2200円、2個入り3800〜4100円。宅配可。午前9時半から午後4時まで。無休。なくなり次第終了。問い合わせはゆめまる館℡(85)6033へ。

掲載日: 2021年07月13日