パネルシアター、もっと知って!

女性14人が活動、普及や技術向上目指し

 絵をボードに貼ったり、はがしたりしながら物語を進める「パネルシアター」の普及と技術向上のため、市内の女性が「長浜パネルシアターの会」(井関真弓代表)を結成し、毎月、活動を続けている。9月8日には同会初となるイベントを企画し、親子らに来場を呼びかけている。

 パネルシアターは浄土宗寺院住職の古宇田亮順さんが草案した表現方法で、白や黒のパネルボードに、「Pペーパー」と呼ばれる不織布で作った絵人形を貼ったり、はがしたり、動かしたりしてお話や歌遊び、クイズを進めるもの。

 公演を通して一緒に歌ったり踊ったりすることで豊かな情操を育む効果がある。保育園や幼稚園などの子ども向けだけでなく、福祉施設や敬老会でもお年寄りに好評で、発表の場が広がっている。

 長浜パネルシアターの会は2016年に結成され、現在は30〜60代の女性14人が参加している。主婦のほか、保育士、幼稚園教諭、助産師、音楽講師など職業は様々。毎月第3土曜に六荘まちづくりセンターに集まり、パネルの制作や発表の練習に取り組んでいる。会として年間15〜20回ほど、保育園やデイサービスセンターなどで公演しているほか、メンバーも個別に活動している。

 「パネルシアターって何?と言われることが多い。たくさんの人の知ってもらいたい」「お話をより深く知るきっかけ作りになれば」「子どもが引き込まれるように、技術を磨きたい」とメンバーの思いは様々。井関さんは「パネルシアターを発表すると、初めて見るという人が多い。もっと多くの人に知ってもらい、パネルシアター人口を増やしたい」と話している。

作家招き、公演と指導。9月8日、市民交流センターで

 9月8日には市民交流センターでパネルシアター作家・松家まきこさんを招いて「わくわくパネルシアター」を催す。午前10時から親子向けの公演。定員150人。参加費は高校生以上300円、子ども100円、3歳未満無料。

 午後1時からは松家さんと一緒にパネルシアターを作成し、演技指導を受ける。定員30人(当日先着順)。参加費500円。

 なお、同会では随時、メンバーを募集中。問い合わせは井関さんTEL(65)7104

 

掲載日: 2019年08月27日