90鉢を展示、「写心」とのコラボレーションも
新春を彩る長浜盆梅展が10日、港町の慶雲館で開幕した。すでに満開の鉢もあり、雪化粧の日本庭園とともに湖北の冬の風物詩を楽しめる。
今年で74回を迎える。長浜観光協会が管理する盆梅約300鉢の中から見ごろを迎えた約90鉢を展示している。「花咲お兄さん」として盆梅の世話をしている金子遼さん(33)=長浜観光協会主査=によると開花具合は昨年並みで、すでに数鉢が満開を迎えている。
今年は新館で「写心」作家とのコラボレーション企画も行っており、金子さんは「本館では明治期の建物との調和を、新館では『写心』を借景とした盆梅を楽しんでほしい」と話している。
入館料は大人800円、小中学生400円。午前9時から午後5時、3月10日まで。今月25日から2月24日までの土日・祝日は開館時間を午後7時半まで延長し、館内をライトアップする。
長浜市民無料招待
長浜盆梅展は「市民無料デー」を設定し、10日から16日までと、ライトアップが行われる25、26日に長浜市民を無料招待する。住所が確認できる証明書を持参すれば、本人と同伴1人まで無料となる。小中学生以下の同伴者は提示不要。
ミニ盆梅づくり
自分だけのオリジナル盆梅をつくる体験会が14、16、23、30日と2月4、6日に開かれる。
体験では参加者が好みの盆梅と鉢を選び、剪定した後、植え替える。土や石、苔、赤土で装飾して完成させる。時間は午前11時、午後2時から。30日は午後のみ。料金は5500円。定員は各回5人。申し込みは長浜観光協会℡(53)2650へ。