長浜市の仕事始め 動画で訓示

「不屈の精神養って」

 県内の自治体は4日が仕事始め。長浜市では今年から幹部職員らが勢揃いする「仕事始め式」の慣例を廃止し、庁内放送と動画配信で藤井勇治市長が訓示した。

 市がこれまで実施していた仕事始め式では幹部職員や議員ら約200人が出席。市長が訓示し、職員代表の「年女」が決意を表明するのが慣例となっていたが、今年は儀礼的式典の見直し、新型コロナウイルス感染症のまん延防止の観点から、式を取り止めた。

 藤井市長は配信動画で「コロナ禍を逆手に取って、積年の街の課題を解決するくらいの気合を持ってほしい」と職員を鼓舞し、デジタル化の推進などを求めた。また、今年で70回目の節目を迎える長浜盆梅展(9日、慶雲館で開幕)を取り上げ、「職員も鑑賞して、梅の花言葉である『不屈の精神』を養い、この難局に立ち向かってほしい」と訴えていた。

掲載日: 2021年01月04日