長浜バイオ大生、養蜂に挑戦

採取したハチミツ、8月6日から限定販売

 長浜バイオ大の学生が養蜂を体験し、大学内で採れたハチミツを「n—bio HONEY」として8月6日から大学売店で販売する。

 昨年、同大学や湖北・湖東地域の酒造会社など5者が「米長滋彦(よねながしげひこ)の蜂蜜会」を結成して蜂蜜のお酒作りに取り組んできたことを縁に、学生31人が今年4月に蜂蜜会学生部を立ち上げ、安土養蜂園の手ほどきで養蜂にチャレンジしてきた。

 5月下旬、大学3階バルコニーに安土養蜂園がセイヨウミツバチの巣箱3個を設置。ミツバチは琵琶湖岸や田村山を含む半径2㌔程度の範囲で花の蜜を集めた。学生はミツバチの巣の状態を観察し、6月上旬と7月下旬には巣箱から巣板を取り出して遠心分離機でハチミツを採取する作業を体験した。

 今年は安土養蜂園が巣箱を設置したが、ゆくゆくは大学独自の養蜂に取り組みたい考えで、バイオサイエンス学部フロンティアバイオサイエンス学科の塩生真史准教授(48)は「同じ巣箱でも採取の時期によって味や香りが異なる。成分分析で他社のハチミツと比較し、長浜バイオ大学ならではの味を追究したい」と話している。

 大学院で酵母について研究している博士課程3年の梅田知晴さん(26)は「ハチミツやハチ自身から酵母を採取して、その酵母でハチミツのお酒ができれば」と話している。

 大学で販売するハチミツは180㌘入り1380円(税込み)。290個限定。

掲載日: 2023年07月28日