野鳥が集う自然、パネル展で

愛好家ら計画、CFで資金募る

 野鳥愛好家らで組織する一般社団法人びわ湖野鳥の楽園プロジェクト(中西佳澄代表理事、13人)は数多くの野鳥が暮らす湖北の豊かな自然環境を地域住民にあらためて発信しようと写真パネル展を計画。20日からクラウドファンディング(CF)でパネル制作費などを募っている。

 同法人は野鳥愛好家、写真愛好家、農業者らで組織。田根地区に飛来する特別天然記念物コウノトリを見守るとともに、野鳥の魅力や豊かな自然を発信する情報誌を発行している。2021年には池奥町の棚田にコウノトリなどの野鳥が集うえさ場「コウノトリ食堂」を整備した。

 野鳥が多く生息する自然豊かな湖北の環境について、同法人は「決して当り前のことではない。いつ壊れてしまうか分からない」と、自然を守り次世代につなぐ意識づくりを目的に活動しており、その啓発手段として計画しているのが写真パネル展。72種類の野鳥を紹介する写真と、湖北の風物詩となっているコウノトリ、オオワシを撮影した写真愛好家の作品などパネル計90枚を並べる。

 展示会場は湖北地域の道の駅を予定し、4月から巡回展示する。クイズや物販なども同時に行う予定で、ゆくゆくはパネル展をパッケージ化して各地で開催できるようにする。

 CFで募っているのはパネル制作費などで目標金額は50万円。返礼品に絵はがきセット、コシヒカリなどを用意している。詳細はCFサイト(http://tinyurl.com/5d7pn8y6)から。

掲載日: 2024年01月23日