近江高の藤田選手 FC岐阜へ

米原出身のDF「プロ夢だった」

 近江高校3年の藤田准也選手(18)=米原市夫馬=が20日、サッカーJ3リーグのFC岐阜と仮契約を結び、「プロになるのが夢だったのでうれしい」と喜びの表情を見せた。

 藤田選手は大原小1年の時に大原JFCでサッカーを始め、大東中ではFostaFCに所属。近江高校では、身長184㌢、体重73㌔の恵まれた体格を生かしてセンターバックを務め、2年生からインターハイなどの全国大会で活躍した。今年6月にFC岐阜での練習に参加した後、入団のオファーを受けた。当初は大学進学も考えていたが、「子どもの時からプロになるのが夢だった」ことから快諾した。

 仮契約を終えた藤田選手は「まさかという思いで、実感がないけれど、とてもうれしい」と笑顔を見せながら「今の体の強さではプロで通じないと思うので、筋トレをして体作りに努めたい」と意気込みを語った。

 自身の持ち味については「1対1の守備では負けない自信がある。攻撃では1本のロングパスで試合の流れを変えられるよう、精度を高めたい」とし、将来の目標としては「FC岐阜がJ2、J1へ昇格していけるよう、チームと共に成長したい」と力を込めた。

 近江高校サッカー部は強化指定校となって10年目を迎えるが、卒業後すぐにプロ入りするのは藤田選手が初めて。

掲載日: 2025年10月24日