詳細見えぬ三市同時花火

1万発以上を告知 関係機関「把握せず」

 8月22日に長浜、彦根、高島の3市で同時開催をうたう「琵琶湖三市同時花火大会」がインターネットやSNSで告知されている。開催まで1カ月を切った7月27日現在、具体的な会場や打ち上げ時刻が明らかにされないまま、7000円から1万9000円の有料観覧席がインターネット上で販売されているが、滋賀夕刊や滋賀彦根新聞が3市や地元の消防、警察に確認したところ、いずれも現時点で花火の実施を把握していないなどと回答した。

 大会は主催者がホームページやSNSで告知しており、3市で計1万発以上の花火を打ち上げるとしている。各会場ではナイトマーケットを開催し、当日は3市のJR6駅から会場までシャトルバスを運行する予定としている。

 一方、具体的な会場や打ち上げ時刻は公表されていない。主催者は会場について、チケット購入者に開催約1週間前をめどに知らせるとしており、販売サイトでも会場や座席位置の詳細は後日案内する旨を記載している。

 本紙が長浜、彦根、高島の3市と各地域の消防、警察に確認したところ、7月27日時点では、いずれも8月22日の花火打ち上げを把握していないとの回答だった。

 このうち湖北地域消防本部は、大会の情報は知っているものの、主催者から花火打ち上げに関する申請は出されていないと説明。同本部によると、花火の打ち上げには「火薬類の消費」の許可申請が必要になるという。

 高島市には昨冬、主催者の代表者が大会の企画説明に訪れたが、その後は接触がないという。市は大会には関わっておらず、寄せられる問い合わせにもその旨を説明している。

 長浜米原観光協会にもホテルなどから問い合わせが寄せられているが、同協会は大会には関係していないと説明しているという。

 その一方、主催者はチケット販売やSNSでのPRを続けている。SNSでは公式アカウントをフォローして投稿にコメントすると、抽選でTシャツが当たる企画も告知され、2800人以上がフォローし、多くのコメントが寄せられている。

 本紙は主催者に対し、花火打ち上げ事業者、3会場の場所、行政、消防、警察との協議状況、許認可の申請・取得状況などについて、ホームページの問い合わせフォームから回答を求めたが、返信はない。

 以上は7月27日時点で本紙が確認した内容で、今後、主催者が関係機関との協議や必要な手続きを進める可能性もある。現時点で、大会が開催されない、または開催できないと断定できる事実は確認されていない。

 ただ、開催まで1カ月を切る中、関係機関との協議が行われていない状況でチケット販売が続いている。購入を検討する場合は、打ち上げ場所や時刻、中止時の対応など、今後公表される開催情報を確認したい。

掲載日: 2026年07月29日