6月1日 トーク会や見学ツアー
甲良町の西明寺で6月1日に「青もみじ祭り」が初めて開かれる。当日は入山料が無料になるほか、見学ツアーやトークショーなどのイベントも行われる。
湖東地域への観光客の誘客を目的に、近江ツーリズムボードや彦根商工会議所などによる実行委員会が初めて企画した。西明寺には参道から本堂まで、推定樹齢300年以上を含め1000本以上のモミジが育っている。ほかにフダンザクラやサルスベリ、ボダイジュなどもあり、今月から6月中旬までの新緑と7月から8月下旬にかけての深緑が楽しめる。
また、西明寺本堂の後陣(裏側)には国の重要文化財の釈迦如来立像や不動明王・二童子像を含め仏像50体以上がある。
青もみじ祭りの開催時間は午前10時から午後4時まで。当日は午前11時に西明寺前の千成亭ぎゅ〜じあむで中野英幸副住職と仏像好きの観音ガール・對馬(つしま)佳菜子さんによるトークショー(無料)、正午から中野副住職がガイドを務める西明寺見学ツアー(特別ランチと後陣拝観料込み5000円)、千成亭ぎゅ〜じあむで午後1時からソーセージ作り体験(3000円)と同2時半から一休庵の豆腐作り体験(一組1000円)がある。
ほかに、支院の観正坊でお茶体験(500円)、地元飲食店の料理や地酒の食ブース、賞金10万円や食事券などがプレゼントされるフォトコンテストもある。当日の入山無料だが、後陣を拝観する場合は1000円。フォトコンテストの募集締め切りは6月30日。
中野英勝住職は「青もみじを見ながら、寺の歴史を知っていただく機会にもなる。西明寺で心を癒やし、食事で体を癒やしてもらいたい」と話した。実行委員会会長の上田健一郎さん(63)は「彦根城の世界遺産登録を目指す中で、西明寺を含めた広域での観光が重要になる。新緑の時期の魅力を知ってもらう機会にもなれば」と述べた。
申し込みとフォトコンテストの応募はhttps://oh-mi.org/aomomiji/から。問い合わせは近江ツーリズムボード℡0749(22)5580。
(滋賀彦根新聞)