製造廃材で輪止め開発

原馬化成、循環型モデル発売

 自動車や家電向け樹脂部品を手がける原馬化成(西上坂町)は、製造工程で発生するプラスチック廃材を活用した資源循環型タイヤストッパー「HOLDEN+(ホールデンプラス)」を発売した。自社グループ単独での商品開発は初めて。経済産業省の「ミカタプロジェクト」の伴走支援を受けて開発を進めた。

 ストッパーはトラックや業務車両の停車時に使う輪止め。現場で日常的に使用される安全用品でありながら、重さや持ち運び、収納性に関する課題があった。開発したストッパーは従来品約900㌘に対し約460㌘と約半分の軽量化を実現。片手で扱える設計で、高齢者や女性ドライバーの負担軽減につなげた。

 軽量化と強度の両立には、コンピューターによる強度解析(CAE)を活用。形状を最適化し、落下試験や4㌧トラックによる性能評価試験もクリアした。本体にはマグネットを内蔵し、2個を1組でまとめて収納できる工夫も施した。

 開発にあたっては、使用済み製品や製造工程で出る廃材を回収し再資源化する仕組みを構築。ブラックモデルには再生ポリプロピレンを100%使用し、循環型モデルを形にした。

 企画・販売を手掛ける同社子会社のベゼルは「物流の安全をもっと軽く、もっと強くしたいという想いで開発した。古くなったストッパーを回収し再度製品にするという『価値の再創造』の思想に共感いただけるパートナー企業と共に、持続可能な物流の未来を作っていきたい」とコメントしている。

 

 

 

 

掲載日: 2026年07月03日