花見客に「万全を期して」

ぼんぼり点灯の豊公園、看板&石けん

 例年、花見客で賑わう豊公園だが、今年は新型コロナウイルスの影響により、人影はまばらで閑散としている。

 豊公園は日本さくらの会が選ぶ「日本さくら名所百選」。今は約600本のソメイヨシノが5分咲きで、ぼんぼりのライトアップも始まった。

 不要不急の外出を控えるなど、都会では一層、自粛ムードが高まっており、同公園の駐車場には観光バスの姿もほとんど見られない。公園内の長浜城歴史博物館は「他の施設が閉館しているため、週末はかえって人が多いが…」と話す。

 31日、広々とした公園内を散策していた家族連れやカップルは「人が少ないのが逆にいい」「花見は桜を見るより、人を見ている感がある。これならゆっくり楽しめる」などと語っていた。

 管理する市は「豊公園はどこからでも自由に出入りでき、東京、上野公園の桜まつりや大阪造幣局の通り抜けのように(中止)できない」として、新型コロナ啓発を実施。

 公園内3カ所に「感染症予防のポイント」「咳エチケット」など、注意を呼びかける看板を設置。4カ所のトイレにも啓発プレートとハンドソープを配備し「万全を期している」(市都市計画課)という。