米原曳山まつり、稽古の成果披露
米原曳山まつりが11日から13日まで執り行われ、曳山の舞台で子ども歌舞伎が披露された。
曳山まつりは湯谷神社(米原市米原)の祭礼で、長浜曳山まつりを見習って江戸時代の後半期に始まったとされ、「改訂近江国坂田郡志」には「明和7年(1770年)、3輛の曳山を造り、祝日に児童をして狂言を演ぜしむ」と記述がある。県の選択無形民俗文化財にも指定されている。
旭山、松翁山、壽山の3基の曳山のうち、今年は壽山組が「源平布引滝 実盛物語」、旭山組が「鬼一法眼三略巻 一條大蔵譚御殿の場」を上演。湯谷神社境内のほか道中で、子ども役者がこれまでの稽古の成果を元気いっぱいに披露し、住民や観光客から大きな拍手を浴びていた。
日没後は提灯の明かりに照らされた舞台で、子ども役者が艶っぽい演技を見せ、観客を魅了していた。






