石垣降下し草刈り、彦根総合高生も手伝い
陸上自衛隊の隊員たちが彦根城内で石垣の除草作業をする「彦根城クリーン作戦」が28日に行われ、迷彩服姿の隊員たちが忍者のようにすばやく石垣の草を刈り取っていた。彦根総合高校の生徒たちも作業の様子を見守りながら、草集めなどを手伝った。
彦根城クリーン作戦には、自衛隊滋賀地方協力本部、陸上自衛隊今津駐屯地、滋賀県防衛協会彦根支部、彦根市、彦根総合高から計約200人が参加。彦根城の魅力発信と自衛隊員たちの訓練を兼ねて実施した。
昨年に続き3回目の今年は天守前で開会セレモニーがあり、ひこにゃんと、自衛隊滋賀地方協力本部のマスコットキャラクターの「陸ぽん」「海ぽん」「空ぽん」が登場。田島一成市長は「危険な場所での作業になるので安全に作業にあたってほしい」と述べ、自衛隊滋賀地方協力本部長の吉川正浩・一等陸佐は「危険な任務を果たす自衛隊員たちの組織力と統制力の美しさを見てほしい」とあいさつした。
その後、自衛隊員たちは西の丸北側の石垣に移動。ロープを体に装着した上で、石垣の上から「懸垂降下」と呼ばれる方法で順番に下りながら、ノコギリや剪定ばさみで石垣に生えた草を刈り取っていた。迷彩服のため、草と一体化する中で、手際よく降下しながら作業にあたる姿に、見学者たちからは「忍者のよう」との声があがっていた。
彦根総合高からはスポーツエキスパート系列の野球部、サッカー部、ハンドボール部、バドミントン部の2、3年生の生徒120人が参加し、4班に分かれて自衛隊員たちが刈り取った草を集めていた。サッカー部の2年・上本琉生君(16)=大阪市=は「自衛隊の皆さんの姿を憧れの思いで見ていた。彦根城に登ったのは初めてだが、国宝を美しくすることに貢献できてよかった」と語った。
(滋賀彦根新聞)








