紫アスパラ「甘みと食感」特徴

稲枝で収穫本格化、JA直売所販売

 彦根市の稲枝アスパラ生産組合が栽培している「ひこね夢アスパラ」の収穫が本格化している。21日には流通量が少ない珍しい品種の紫アスパラの収穫作業の様子が公開された。

 同組合は昭和63年(1988年)からアスパラガスの栽培に取り組んでおり、現在は3人の生産者が薩摩、普光寺、本庄の各町の計約7000平方㍍のビニールハウスで栽培している。

 この日、公開されたのは薩摩町の福原勉さん(66)が紫アスパラを栽培しているハウス。化学肥料をほとんど使わず、牛ふんや油かすなど有機質肥料を使って自然に近い環境で作っている。通常の緑に比べて甘みがあり、ハウス内を霧状にして水を与えているため、柔らかい食感も特徴だという。

 福原さんは16棟のハウスで栽培。そのうち3棟が紫アスパラで、直径1〜2㌢の太さ、長さ約30㌢にまっすぐ育ったものを収穫している。緑のよりも手間がかかるが、福原さんは「今年は水やりを一日2回に増やしたので、食感がより柔らかい。緑のとの甘みや食感の違いを比べながら味わってほしい」と話している。同組合では5月中旬までと6月から8月までの2回のシーズンで年間約3㌧の出荷を見込んでおり、そのうち約500㌔分が紫アスパラ。

 ひこね夢アスパラは彦根市平田町と賀田山町、愛荘町の3カ所のJA東びわこ直売所で、緑が260円、紫が280円(いずれも税込み)で販売。ほかに彦愛犬の学校給食や市内外の飲食店・ホテルに出荷されている。

(滋賀彦根新聞)

掲載日: 2026年04月24日