約70年ぶり、彦根で発見

アメリカアカヘリタマムシ 博物館で展示

 県立 琵琶湖博物館 は1日、北米原産の外来種「アメリカアカヘリタマムシ」が彦根市で発見されたと発表した。県内での確認は1956年に大津市で採集されて以来で、69年ぶり。

 発見のきっかけは2025年4月、彦根市内の住民から同館へのメール。「見慣れないタマムシを見つけた」との内容で、学芸員が確認し、アメリカアカヘリタマムシと特定した。

 同種は北米原産で、輸入木材に付着して国内に入ることがある。幼虫は木材内部で長期間生活し、成虫になるまで数十年かかる例がある。今回の個体も住宅内の木材中で長期間生育していた可能性がある。

 同館によると、国内での発見例は限られており、県内では1956年の記録のみ。外来種だが、現時点で在来生態系への大きな影響は確認されていないという。

 発見者は「家屋内で見慣れない虫を見つけ、とてもきれいな色をしていたため、虫好きの息子と一緒に調べた。琵琶湖博物館に問い合わせたところ、とても珍しい虫だと分かり、大変驚いた。身近な場所にも思いがけない発見があるのだと実感した」とコメントしている。

 同館は2日から、C展示室「生きものコレクション」で標本展示を行う。2025年に彦根市で採集された個体と、1956年4月に大津市で採集された個体の2点を展示する。

 期間は6月21日まで。観覧には常設展示の入館料が必要。

掲載日: 2026年05月01日