秋の週末を満喫 アート・イン・ナガハマ

市街地は芸術一色に、人出4万5000人

 長浜市街地で5、6日、芸術イベント「アート・イン・ナガハマ」が開かれ、商店街の通りに芸術家の作品が並んだ。好天に恵まれたこともあり多くの観光客や市民が市街地に繰り出し、芸術一色の秋の週末を満喫していた。

 イベントは市民による手作り芸術祭として1987年に豊公園で始まった。その後、会場を市街地商店街に移し、約200組の作家がブース出展や実演などを行っている。

 38回目を迎えた今年は全国から133組の作家が集った。通りには陶芸、革細工、アクセサリーなど多彩なアート作品が並び、観光客や市民が作家とおしゃべりを楽しみながら、品定めをしていた。

 曳山博物館広場ではゴリラ特化作家「A・Flocon」が幅11㍍の巨大キャンバスにゴリラの絵を描いた。来場者の飛び入り参加を歓迎し、子どもたちも一緒に思い思いに絵を描いていた。

 曳山博物館北側のきいなパークでは来場者の夢をイラストで描くコーナーが登場し、イラストレーター中尾仁士さん、グラフィッククリエイター春仲萌絵さんが幅8㍍のキャンバスに、来場者から聞き取った多彩な夢を柔らかなタッチのイラストで表現していた。

 このほか、さまざまな創作体験に挑戦する「AINカーニバル」、コロコロコミック連載作家・古本ゆうやさんの原画展・サイン会、大道芸人・鈴木和人さんのパフォーマンス、人形劇まつりなどがあり、実行委員会によると2日間の人出は約4万5000人。

 

 

掲載日: 2024年10月07日