高月中で香介さんコンサート
高月町出身の盲目のロックピアニスト・香介さんが22日、高月中学校を訪れ、ピアノ演奏や生徒とのセッションを披露した。音楽を通して平和や共生への思いを語り、生徒たちは力強い演奏に聴き入った。
コンサートは、同校の親の会による研修会として開かれた。香介さんは、ピアノロックを軸に活動するシンガーソングライターで、国際音楽コンクール「ゴールドコンサート」でグランプリを受賞した経歴を持つ。
演奏では、パラスポーツを応援するため車いす競技をテーマに制作した曲「アナザースター」などを披露。盲導犬育成支援や、ウクライナ紛争の被害者支援を目的とした活動にも取り組んでいることを紹介した。
また、ウクライナ紛争やイラン攻撃など世界情勢にも触れながら、ジョン・レノンの「イマジン」を紹介。「50年前の曲だが、今の時代への戒めや、考えるヒントが詰まっている」と語り、「反戦歌」としてのメッセージを伝えた。
生徒との交流では、「なぜピアノを選んだのか」との質問に、「ドラムをしたかったが、レイ・チャールズを聴いて、こんなふうに演奏したいと思った」と回答。「歌も上手いのはなぜ」と聞かれると、「元々はピアノから始めた。本来は歌いたいわけではなかった。今でも歌には自信がなく、ピアノでバランスを取っている」と笑顔で語った。
「目が見えなくて苦労したことは」との問いには、「最近特に困っているのは、タッチパネル化」と説明。カーステレオやセルフレジ、暗証番号入力などが従来のボタン式から変わり、「前はできたことができなくなった」と不便さを訴えた。
好きな音楽については、「ジャズやロックなど、いろんなジャンルのピアノを聴く。70年代ロックが好き」と話し、エルトン・ジョンやベン・フォールズ・ファイブなどの名前を挙げた。
コンサートでは、生徒の南部大和さんがエレキギター、山下咲良さんがドラムで参加するなどして、香介さんとセッションを披露。最後は香介さんの伴奏で全校生徒が校歌を合唱した。







