冨田人形通じ長浜の魅力を世界へ発信
長浜市は4日、冨田人形浄瑠璃を学ぶため長浜を訪れている外国人留学生3人を「長浜国際観光サポーター」に委嘱し、市役所で委嘱式を開いた。約2カ月にわたる研修では、人形浄瑠璃や三味線など日本の伝統文化を学んだほか、びわ北小学校で児童と交流し、2日に冨田人形会館で開いた定期公演も成功させた。帰国後は長浜での体験や魅力を海外へ発信する役割を担う。
委嘱されたのは、アメリカ出身のオリビア・ペニックさん(22)、ジェレミー・サンさん(22)、中国出身のヨ・シンコウさん(25)。いずれも米国の大学に通っている。3人は冨田人形共遊団が主催する「冨田人形サマープログラム」に参加し、6月8日から約2カ月間、ホームステイをしながら人形浄瑠璃や三味線を学んできた。
委嘱式で浅見宣義市長は「日々の生活を通して長浜の魅力を体験されたことと思う。皆さんが感じた長浜の魅力をさまざまな視点から発信し、ご家族や友人が『長浜に行ってみたい』と思っていただけるよう期待している」とあいさつ。さらに「先日の公演では、人形が生きているように感じられるほど素晴らしい演技だった。国際観光サポーターとしても大いに活躍していただけるものと期待している」と激励した。
オリビアさんは「日本語には自信があったが、最初は関西弁を理解するのが難しかった」と振り返り、「人形や三味線は全く経験がなかったが、練習を重ねて身近なものになった。地方への旅行や文楽鑑賞を通して日本の伝統芸能への理解を深めることができた。今では文楽がとても楽しい。全部このプログラムのおかげです」と笑顔で話した。
ヨさんは「実際に人形を操作すると、手首や腕、腰まで全身を柔軟に使わなければ思うように動かせませんでした。3人で息を合わせ、お互いの動きを感じながら一体となって操るところが、この人形浄瑠璃の一番特別なところだと感じました」と魅力を語った。
長浜国際観光サポーターは、市の魅力を国内外へ発信し、市のイメージ向上や文化、産業、観光振興、外国人観光客の誘致につなげることを目的として設置されている。









