滋賀、福井県警が賤ヶ岳SAで合同啓発

夏の交通安全県民運動 運転はセンスより集中力!

 滋賀、福井両県警の高速道路交通警察隊が「海の日」の15日、北陸自動車道賤ヶ岳サービスエリア(SA)=余呉町坂口=で合同啓発に取り組み、「運転はセンスより集中力」と、長時間運転による集中力低下を防ぐためこまめな休憩を呼びかけた。

 夏の交通安全県民運動(滋賀県15〜24日、福井県11〜20日)に伴う啓発で、夏のレジャーシーズンは滋賀県内の高速道路を通過して福井県方面へ向かうレジャー客が多いことから、両県警が県境を越えてタッグを組み、高速道路での安全運転を呼びかけた。

 NEXCO中日本なども参加して総勢約40人がSA利用者に啓発グッズを手渡して安全運転を呼びかけ、マスコットキャラクターの「けいたくん」(滋賀県警)、恐竜をモチーフにした「リュウピー」(福井県警)、「みちまるくん」(NEXCO中日本)も家族連れに手を振るなどして啓発に協力した。

 滋賀県警は「運転はセンスより集中力」「扇子を使ってクールダウン」「冷静な運転を」とのメッセージを入れた扇子を啓発グッズとして配布。滋賀県警高速道路交通警察隊の鹿田賢治警部補は「高速道路では疲れから来る集中力の低下で事故が起きやすい。特に夏場は車の通行量が増えて渋滞が発生しやすく、追突事故が起きやすい。集中力が低下する前に、こまめな休憩で事故防止に努めてほしい」と話していた。

掲載日: 2024年07月16日