湖北病院92床に縮小

整備費最大50億円圧縮

 長浜市は25日の病院再建・再編推進本部会議で、湖北病院と介護老人保健施設「湖北やすらぎの里」の新たな整備方針を公表した。病院と老健施設の規模を見直し、全面新築を軸とした大型整備計画から、既存施設活用による縮小・圧縮型へ大きく転換。総事業費は当初計画の約120億円から70〜90億円程度に圧縮する。

 新たな方針では、湖北病院の医療機能を地域急性期機能と慢性期機能と位置付け、入院、救急、外来医療を維持。今後も巡回診療や訪問診療を継続し、へき地医療も確保する。救急室や手術室などは新築し、2006年に竣工した既存別館を最大限活用して病床を確保する。

 病床数は現在稼働している117床から92床に縮小。内訳は一般病床(地域包括医療病棟)48床、療養病棟44床とする。老健施設も現在84床から60床程度に見直し、通所リハビリ利用者数は10人分を確保する。

 施設整備は2027、28年度に基本設計と実施設計を行い、29、30年度に老健新築と病院新築、別館改修工事を進める。

 市は、人口減少や将来の患者数減少を見据え、病院機能を維持しながら現実的な投資規模に抑える必要があると判断した。当初計画では病院120床、老健90床の計210床体制を想定していたが、新方針では病院92床、老健60床程度の計152床に縮小。当初計画にあった全室個室化も断念した。事業費は70〜90億円程度に圧縮し、既存施設を活用しながら北部地域の医療と介護機能の持続を目指す。

掲載日: 2026年06月26日