25日から関西大会出場 表敬訪問で抱負
高時川運動広場(湖北町速水)を拠点に活動するサッカースポーツ少年団「湖北キッカーズ」が2月のSFA第46回U11選手権大会で初優勝し、今月25日に大阪府堺市で開幕するフジパンカップ第29回関西小学生サッカー大会に出場する。県南部のクラブチームが幅を利かせる滋賀で湖北勢が県大会を制するのは初めての快挙。
湖北キッカーズは昨年11、12月に行われた湖北ブロック予選を1位で通過し、今年2月に各ブロックの代表32チームが出場した県大会のトーナメント戦を全勝で制した。強豪のオールサウス石山との決勝戦では後半で0対2と追い詰められたところから、約5分間で3得点する劇的逆転で湖北勢初の栄冠をつかんだ。
関西大会は25日から27日まで開かれ、近畿2府4県の代表24チームが出場する。湖北地域からは県大会で3位に入賞した浅井FCも出場を決めており、湖北勢の活躍に期待がかかる。
15日には湖北キッカーズの選手11人が浅見宣義市長を表敬芳訪問し、県大会優勝と関西大会出場を報告した。佐野源治代表は「練習試合で強豪と対等に戦っていたので、優勝を狙っていた。湖北勢としては初の優勝で、子どもたちの頑張りを誇りに思う」と語った。
キャプテンの山口隼人さんは「決勝戦のように最後まであきらめないで、11人全員で力を合わせて頑張り、精一杯プレーしたい」と抱負を語った。
浅見市長は「滋賀1位の名に恥じない戦いをしてきてほしい。勝ち負けにかかわらず、上手な他の選手を見て学んでくることも大切」と話しかけていた。
出場選手は次の皆さん(いずれも小学5年生)。
杉本慎斗(朝日)、伊吹諒(小谷)、川上瑛大(同)、柴田怜音(朝日)、関谷龍斗(同)、和泉朋生(虎姫)、當間琉央(木之本)、畑野佑二郎(長浜北)、松井尚生(速水)、松山陸(同)、山口隼人(小谷)。