海なし県から海ぶどうアイス

食品ロス削減の挑戦から誕生 ワボウ電子、長浜限定で販売

 海なし県・滋賀で育てた海ぶどうが、新感覚のジェラートになった。自社工場で「近江海ぶどう」の陸上養殖に取り組むワボウ電子(平方町)は、「近江海ぶどうバニラジェラート」を開発した。海ぶどう特有のほのかな塩味とバニラの甘みが調和した一品で、長浜市内限定で販売している。

 同社加納工場では、伊吹山系の地下水から作った人工海水を使い、「近江海老」と「近江海ぶどう」を陸上養殖している。冷凍保存ができるエビに比べ、海ぶどうは鮮度が落ちやすく、生で味わえる期間が限られるため、食品ロスの削減が課題となっていた。

 これまで佃煮やドレッシングなどさまざまな加工品を試作してきたが、納得のいく商品化には至らず、開発を重ねる中でたどり着いたのがジェラートだった。海ぶどう特有の塩味を生かしながら、一年を通して味わえる商品に仕上げた。食べ進めると海ぶどうの塩味がアクセントとなり、バニラの甘さを引き立てる。

 開発担当者は「生のおいしさをできるだけ残しながら、一年中楽しんでもらえる商品を目指した。海ぶどうの新たな可能性を広げる一品として、長浜を訪れた人に味わっていただければ」と話している。

 商品は黒壁エリアの「近江海老ステーション」(元浜町13の14)で販売し、海なし県・滋賀ならではの新たな名物としてPRしている。価格は600円(税込み)。営業時間は午前11時~午後4時。火曜、水曜定休。

掲載日: 2026年07月21日