浜ちりめんの洗えるマスク涼しく肌に優しい 長浜の2社が開発

涼しく肌に優しい 長浜の2社が開発

 新型コロナウイルス感染症対策のため、これから迎える多湿、高温の季節でもマスクの着用が求められる中、浜ちりめんを製造する南久ちりめん(神照町)と吉正織物工場(口分田町)が協力して「浜ちりめん100%マスク」を開発。涼しくて肌に優しいのが特徴で、オンラインショップで販売を始めところ「快適」と評判だ。

 南久ちりめんの長谷健次社長(47)が新型コロナの影響で、使い捨ての不織布マスクが品薄となり、一時期、ドラッグストアで高齢者らが朝から行列を作っていたことを憂い、吉正織物工場と一緒に何度も洗って使える浜ちりめんのマスクの開発に乗り出した。

 当初は、抗菌性に目を向けて生地に金属糸を織り込むことを考えたが、毎日、長時間、身に着けることから、肌に負担のない天然素材を追求したところ、原点の浜ちりめん100%にたどり着いた。

 浜ちりめんは肌触りがひんやりとしているうえ、吸湿性、放湿性に優れ、蒸れにくい。シルクは人の肌に近いタンパク質でできていることから、肌になじみやすく、刺激が少ない。さらに、活性炭に似た作用があることから、臭いを抑える効果があるという。

 大人の男性向けの大サイズと、女性や子ども向けの中サイズがある。両社が運営するネットショップ「シルクライフショップ」で販売している。白生地は2310円(税込み)。5月下旬からは本藍染(3740円)も販売する。

 長谷社長は「速乾性があり、夜に手洗いすれば朝には乾いているので、1枚あれば十分。毎日使えるので経済的」と話している。