柔道競技、ツインアリーナで開幕

滋賀女子が無失点で、2年ぶり団体優勝

 国民スポーツ大会の柔道競技が5日、湖北THGツインアリーナで開幕した。アリーナはびわこ国体の柔道会場となった伊香体育館を増改築して整備されており、44年ぶりに各都道府県の意地をかけた熱戦が展開されている。

 初日の5日と6日午前には女子の部があり、5人による団体でトーナメント戦を争った。2023年の鹿児島大会で優勝、24年の佐賀大会で準優勝している滋賀代表は無失点で順調に勝ち進み、佐賀との決勝戦では1勝3分けで大将戦までもつれこむ接戦となった。大将戦も互いに譲らず引き分けとなり、1対0で2年ぶりの優勝を果たした。

 滋賀代表は比叡山高の生徒3人とOG2人の計5人で構成。比叡山は今夏のインターハイ団体で初優勝を果たすなど全国屈指の実力を持つ。

浅井小出身 井上選手、徳島代表で出場

 浅井小出身で徳島県の生光学園高校3年の井上愛翔(あいか)選手が同県代表で出場した。

 井上選手は浅井柔道スポーツ少年団で技を磨き、浅井小卒業後に強豪として知られる生光学園中学・高校に進学した。17歳以下の48㌔級で日本代表に選ばれるなど活躍が目覚ましい。

 故郷での試合に観客席から大きな声援が送られ、「普段は画面越しでしか応援がないが、直接、応援の声を聞けた。このチームで戦うのも最後。故郷なので試合を楽しみたい」と話した。試合には先鋒として出場した。なお、徳島は3回戦で長崎に敗れ、16強止まりだった。

掲載日: 2025年10月06日