木之本郵便局長に感謝状

木之本署、詐欺被害の拡大防ぐ

 木之本署は8日、特殊詐欺被害の拡大を未然に防いだとして、木之本郵便局の松井忍局長(54)に署長感謝状を贈った。

 同署によると、3月25日、市内の60代女性が窓口でATMの利用上限額の引き上げを申し出たため、松井局長が理由などを確認。妹に生活費を送ると説明を受けたが、振込先の名義などから妹ではないと直感したうえ、女性が妹の名前を正確に答えられないなど不審な点があった。

 女性は詐欺犯の指示に従いATMで50万円を振り込んでおり、さらに100万円の送金を求められていた。ATMの上限額に達したため、犯人側から引き上げを指示されていたという。

 松井局長は不審に感じて同署に通報。駆け付けた署員が事情を聴くなどし、被害の拡大を防いだ。

 同署の青地俊治署長は「この種の事案の被害者はだまされていることに気付いていない。警察は予防や検挙はできるが、最後の砦は金融機関」と話し、松井局長に謝意を伝えた。

 松井局長は「正当な振り込みのお客様からお叱りをいただくこともあるが、今後も局内で連携し、警察と協力して被害防止に努めたい」としている。

掲載日: 2026年04月10日