米原曳山まつり 継承へクラファン
約250年の歴史を持つ米原曳山まつりを後世に受け継ごうと、米原曳山祭保存会が、まつりの運営費などを募るクラウドファンディングを始めた。今年は旭山組と松翁山組の曳山2基が跨線橋を越えて米原駅西口円形広場まで巡行する計画で、警備費や交通規制看板の作製費などに充てる。目標額は50万円。
米原曳山まつりは、米原市の湯谷神社で行われる秋の祭礼。「改訂近江国坂田郡志」には1770年に3基の曳山を造り、祭日に子ども歌舞伎を演じたとの記述があり、およそ250年の歴史を持つ。現在は北町の「旭山」、中町の「松翁山」、南町の「壽山」の3基があり、各町の若連中や世話方、保存会などが運行や維持保存を担っている。
米原駅周辺は明治期の鉄道開通によって氏子地域が東西に分かれた。保存会では、駅東側の湯谷神社から人力で曳山を引き、跨線橋を越えて西側の氏子地域へ渡ることを伝統継承の大切な営みと位置付けている。今年は出番山の旭山組と松翁山組の2基が米原駅西口円形広場まで運行する。
一方、人口減少や少子高齢化で祭りの担い手や子ども歌舞伎の役者が減り、曳山の維持管理や歌舞伎の稽古、警備などにかかる資金の確保も課題となっている。クラウドファンディングの支援金は祭りの準備運営費、曳山2基の運行費、道路警備費、交通規制看板などの経費やまつり後の曳山修理費に充てるとしている。
今年のまつりは10月10〜12日。11日の本楽には湯谷神社で子ども歌舞伎を奉納する。
詳細は「レディーフォー」(https://readyfor.jp/projects/maiharahikiyama2026)で確認できる。






