曳山まつり成功へ裸参り

出番山の若衆、長浜八幡宮で気勢

 長浜曳山まつり(13〜16日)の成功や子ども役者の健康を祈願する「裸参り」が9日夜、始まった。

 長浜八幡宮に子ども歌舞伎を奉納する出番山の萬歳楼、孔雀山、翁山、常磐山の若衆が、それぞれの山組の詰め所を出発。雨の降る中、弓張り提灯を掲げ、「ヨイサー、ヨイサー」と気勢を上げながら同宮まで練り歩いた。

 境内では赤鉢巻の籤取人らが御手洗井戸に体を沈めたり、冷水を掛け合ったりして身を清めた後、本殿に参拝。まつりの成功や役者の健康、籤取り式(13日)のくじ運、本日(ほんび)の晴天などを祈願した。中には「可愛い嫁さんをお願い」とユーモア交じりの願掛けで場を和ませる山も見られた。

 裸参りは12日まで連夜行われる。

 

開幕前に稽古見守る線香番 總當番ら各山巡り仕上がり確認

 長浜曳山まつりの開幕を前に、長浜曳山祭總當番の役員らが子ども歌舞伎の稽古を見てまわる「線香番」が9日夜、行われた。

 子ども歌舞伎の上演時間は40分と定められており、時計の無い時代に線香の燃焼を目安に時間を計ったことに由来する行事。現在もその名を残し、稽古の進み具合や歌舞伎の完成度を確認する重要な行事となっている。

 この日は午後6時ごろから、總當番の役員のほか、浅見宣義市長や織田恭淳教育長ら来賓が出番山の稽古場を順に訪問。演目の流れや所作の細部に目を凝らしながら、本番を目前に控えた仕上がりを見守った。

 稽古場には張り詰めた空気が漂い、子ども役者たちは堂々とした演技を披露。声の張りや所作の一つひとつに、これまで積み重ねてきた稽古の成果をにじませていた。

 

掲載日: 2026年04月10日