新生「湖の誉」、山岡酒造が初の本格PR

大阪の和酒フェスに参加

 高月町西阿閉の山岡酒造は、11、12の両日に大阪市で開かれる関西最大級の日本酒イベント「第14回和酒フェス@大阪ベイタワー」に出展する。2023年に酒造りを再始動して以降、対外的に本格的なPRを行うのは初めて。新たなファンの獲得とブランドづくりにつなげる第一歩として、市場の反応を探る。

 山岡酒造は明治6年創業。一時は酒造りの継続が難しい状況となったが、2023年から新たなメンバーが加わり再始動した。現在も代表は山岡仁蔵さんが務め、大森英昭取締役と伊吹健取締役工場長らが酒造りの中心を担っている。

 会場では「湖の誉 純米吟醸」「湖の誉 特別純米」など3種を出品。試飲販売を通じて酒の魅力や蔵の歩みを来場者に伝える。

 伊吹工場長は「酒造りを始めてから大きくPRするのは初めて。不安と自信が半々です」と話す。新しい「湖の誉」は端麗辛口が主流の日本酒市場では珍しい甘口が特徴で、女性や若者を主なターゲットに据える。冷酒だけでなく、ロックやソーダ割りといった飲み方も提案し、日本酒に親しみの少ない層にも楽しんでもらいたい考えだ。

 「フェスをマーケティングとブランディングのきっかけにしたい。どんな反応があるのか楽しみでもあり、不安でもある。その声を今年の冬の酒造りに生かしたい」と、新たな挑戦への期待を語っている。

掲載日: 2026年07月10日