戦国武将、勇壮に見得

豊公まつり 賤ヶ岳合戦の凱旋行列を再現

 賤ヶ岳合戦からの凱旋行列を再現した「豊公まつり」が12日、長浜市の中心市街地で行われ、甲冑姿の武者や稚児の行列が北国街道や商店街を勇壮に進んだ。

 合戦は織田信長の後継をめぐり羽柴秀吉と柴田勝家が争い、勝利した秀吉は天下人への道を歩み、武功を挙げた家臣たちは「賤ヶ岳七本槍」として名を残した。

 まつりでは、浅見宣義市長が扮する秀吉を先頭に、黒田官兵衛、石田三成、前田利家、蜂須賀小六、竹中半兵衛ら家臣団が登場。豊国神社から長浜八幡宮までの往復を勇壮に練り歩いた。

 北国街道と大手門通りの交差点では、武将たちが名乗りを上げ、槍や刀を振るう迫力の演武を披露。見得を切るたびに観客から大きな拍手と歓声が湧き起こった。

 このほか、子ども武将や可愛らしい稚児行列も華を添え、沿道では多くの観光客がスマートフォンを手に盛んに撮影していた。

掲載日: 2025年10月15日