心電図検定でSランク

長浜バイオ大の瓦林さん、上位2%

 心電図の読解力を問う「心電図検定」(3級)で、長浜バイオ大学フロンティアバイオサイエンス学科臨床検査学コース4年の瓦林洸(ほのか)さん(21)=米原市=が、上位約2%に入る成績で最高評価の「Sランク」を獲得した。成績優秀者として、学会公式ホームページにも掲載される予定。

 心電図検定は、日本不整脈心電学会が主催し、不整脈や心筋梗塞などの兆候を波形から読み取る力や臨床判断力を評価する専門性の高い資格。医療現場で求められる実践力を測る指標として、医療系学生や現職者の受験が広がっている。

 昨年12月に行われた2025年度の検定試験に、同コースの3年生(当時)11人が挑戦し、4人が3級、7人が4級に合格した。

 瓦林さんが受けた3級試験は、基本的な心電図所見に加え、危険な不整脈や臨床現場でよく出会う不整脈の判読に関する問題などが出題される。出題数は50問。学会によると7454人が受験し、5723人が合格。そのうち、成績優秀者として2・2%が「Sランク」に認定された。

 これまで生理学に苦手意識があったという瓦林さんは、12月の試験に向けて夏休み明けから毎日1~2時間の学習を重ね、問題集に加えてインターネット上の問題にも取り組みながら理解を深めた。Sランクでの合格に、「合格するとは思っていたが、まさかSランクとは。自信がついた」と振り返る。

 指導に当たった山本哲志准教授(61)は「心電図好きが集まる中で、上位2%はすごいこと。よく頑張ってくれた」と評価。大学では少人数によるほぼマンツーマンの指導で理解を深め、受験した11人全員の合格につなげた。「学生が強い気持ちで勉強した成果」と話す。

 瓦林さんは「先生が一人ひとり、分からないところをチェックしてくれる、聞きやすい」と話し、指導の手厚さを強調する。Sランク判定を受けて生理学への苦手意識も和らいだといい、就職活動についても選択の幅が広がったと手応えを口にする。

 将来は地元の病院や検査センターへの就職を目指している。

掲載日: 2026年04月20日