清掃センターの管理費増で
彦根市は、市民や事業者が市清掃センター(開出今町)に搬入する際のごみの処理手数料を有料化または値上げする方針を固めた。物価や人件費の高騰に伴い施設の維持管理費が増加していることから、安定したごみ処理体制を維持するのが狙いで、来年度からの実施を予定している。
改定の対象は、家庭用の可燃ごみ、容器包装プラスチック、粗大ごみのほか、事業所から搬入される可燃ごみや粗大ごみなど。
家庭用の可燃ごみは、現行が20㌔まで無料で、それを超えると20㌔ごとに280円を徴収しているが、改定後は20㌔ごとに400円とし、20㌔以下でも400円を徴収する。例えば、10㌔を搬入した場合、現行は無料だが、400円が必要となり、100㌔では現行の1120円から2000円へ値上がりする。
容器包装プラスチックは、現行が20㌔まで無料で、それ以降が20㌔ごとに560円となっているが、改定後は20㌔ごとに400円に統一。10㌔分を搬入した場合、現行の無料から400円の有料となり、50㌔では1120円から1200円となる。
家庭用粗大ごみは、現在40㌔まで200円、以降20㌔ごとに500円だが、改定後は20㌔ごとに400円へ変更。100㌔を搬入した場合、現行の1700円から2000円へ値上がりする一方、200㌔だと現行の4200円から4000円に値下げとなり、重量によって手数料が軽減されるケースもある。事業所の可燃ごみや粗大ごみなどの処理手数料についても値上げとなる。
市は処理手数料の変更のほか、職員の働き方改革や施設運営の効率化を目的に受け入れ体制も見直す。搬入受付時間は現行の午前9時〜正午・午後1時〜同4時15分から、午前11時45分まで・午後4時までと15分ずつ短縮する。また、搬入の受け入れ曜日も現行の平日毎日から、可燃ごみを月水金、粗大ごみを火木のみに変更する方針。
このほか、小型家電の回収方法も変更する。対象を現行の「1辺1㍍未満」から「28㌢×17・5㌢以内」に見直し、市清掃センターや市役所本庁舎、各支所・出張所に回収ボックスを設置する。対象外となる家電製品については粗大ごみ扱いとなる。
市は今後、市議会への説明や市民への周知を図りながら、正式な制度改正に向けた手続きを進めていく。
ごみ、あふれない?減量審議会で市民意見
ごみ処理手数料の改定案などについては今月17日に開かれた彦根市廃棄物減量等推進審議会でも示され、委員からは「有料化によってごみの集積所に持ち込む人が増え、あふれる地域が出るのではないか」「少量の搬入についても同額となるため、例えば家庭用の可燃ごみを10㌔単位にしては」といった意見が出た。
これに対し、市側は「今回の見直しを、ごみ減量を考えるきっかけにしてほしい」と説明。「10㌔単位で計量できるのかも含めて検討したい」と答えた。
(滋賀彦根新聞)





