弓道・西橋さん近畿制覇

長浜北高、団体も県V 全国の頂点目指す

 長浜北高校弓道部3年の西橋咲人さんが、23、24日に大阪府門真市で開かれた第79回近畿高校弓道大会の男子個人で優勝した。同校男子は6月の滋賀県高校春季総体でも団体、個人を制しており、8月の全国高校総体(インターハイ)には西橋さんが個人、男子チームが団体で出場する。高校から弓道を始め、3年目で近畿王者となった西橋さん。県を制した仲間とともに、次は全国の頂点を狙う。

 近畿大会の男子個人には、各府県の代表31人が出場した。近的競技は28㍍先にある直径36㌢の的を狙う。外せば脱落。西橋さんは最初の4本をすべて的中させ、6人に絞られた優勝争いに残った。

 5本目からは的が直径24㌢へと小さくなり、西橋さんはこの一射も的中。ここで4人が脱落し、奈良県代表選手との一騎打ちとなった。6本目は双方が外して決着がつかず、7本目で西橋さんが的中し、優勝を決めた。

 「最初は緊張していたけど、途中から緊張がほぐれて、集中して引けました」。勝負のポイントには、的が小さくなった5本目を挙げる。「練習をやった成果が出て、うれしかった」と近畿制覇を喜んだ。

 西橋さんは浅井中出身。弓道を始めたのは長浜北高への入学後で、部活動見学で弓を引く姿を見て「かっこいいな」と感じたのがきっかけだった。競技の魅力は「男女関係なく引くことができるところ」。体格や年齢などに左右されず、老若男女が同じ的に向き合える点に引かれた。

 2年生だった昨年12月には全国高校弓道選抜大会に出場し、全国の舞台を経験。今年6月の県高校春季総体では男子個人で優勝した。近畿大会までの間は文化祭などで十分な練習時間が取れない時期もあり、量より質を重視。「一本一本、悪いところがないか考えながら集中して引いた」と振り返る。一方、大会本番では考え過ぎるとかえって射が乱れるといい、「無で引いています」と平常心を貫く。

 男子団体も6月の県高校春季総体で優勝し、インターハイへの切符をつかんだ。2校が統合して新しい長浜北高となってから男子の夏のインターハイ出場は初めてという。メンバーは西橋さんのほか、3年の菅居昂心さん、吉本充希さん、多田碧さん、長谷川結大さん、2年の西濱拓真さん。

 チームは日曜を除く週6、校内の弓道場で練習する。全体練習が終わった後も自主練習に励み、互いに教え合い、競い合って腕を磨いてきた。キャプテンの長谷川さんは「選手に恵まれ、努力家が多い。自主練習の量も多く、それぞれが考えて練習している」と話す。

 近畿大会の団体戦は予選敗退に終わっただけに、全国への思いは強い。「近畿では自分たちの実力をうまく発揮できなかった。全国ではしっかり実力を出し切って、優勝で終わりたい」。西橋さんも「個人も団体も優勝したい」と力を込める。

 

 

 

掲載日: 2026年07月28日