17、18日、長浜文芸会館で上演
公募の市民がキャストやスタッフを務める「長浜浪漫ミュージカル!『とりあえずあんみつ!ENCORE(アンコール)』」の公演が17、18日、長浜文芸会館で開かれる。大正時代の田舎町を舞台に少女歌劇団に憧れる少女の挑戦とそれを見守る家族や仲間を描いた物語で、演出、脚本、音楽、振付などすべて長浜オリジナルとなっている。
ミュージカルは市と市民芸術文化創造協議会の主催、NPO法人はまかるの運営。舞台芸術作品を市民の手で創り上げようと、これまでもオペラ「しのぶときく」(2022年)、演劇「アカツキ」(2023年)を上演しており、その経験を踏まえた今回のミュージカルは「満を持して」の上演となる。
演出は磯崎真一さん、脚本は井口真帆さん、音楽は北澤あさこさん、振付は谷春華さん、歌唱指導・編曲は鳥塚貴絵さんが担当している。
上演まで1週間に迫った11日には長浜文芸会館の大ホールに組み上がった舞台上で終日、稽古に打ち込んだ。大正レトロの衣装に身を包んだキャストが歌唱シーンでの声の出し方、視線の向き、立ち位置など細部について確認。笑顔あふれるリラックスした雰囲気の中でも、舞台上で自身をどう見せるのか時折真剣な表情を見せていた。
「自分のしたいことに向かって挑戦し一生懸命になることの素晴らしさを伝えられる舞台にしたい」。少女歌劇団に憧れる14歳の少女タエ子を演じるのは長浜北高2年の澤居空南さん。小中学生時代は長浜市少年少女合唱団「輝らりキッズ」で活動し、高校では演劇部に所属している。タエ子と同じく将来は舞台に関わりたい考えで「自分の夢を追いかけ、家族や友人が応援してくれるのは、この舞台に通じるところがある」と話していた。
公演は17日が午後6時、18日が午後3時から。チケットは全席自由で前売り一般3000円、大学生以下1000円、小学生以下500円。割引が受けられるペア・ファミリーチケットもある。当日券は500円増。長浜文芸会館、浅井文化ホール、木之本スティックホール、チケットぴあ、ローソンチケットで。
詳細はインスタグラム(https://www.instagram.com/nagahamamusical/)で。