調理短大で展示会 生徒が成果披露
県調理短期大学校(分木町)で11日、学生が実習の成果を発表する料理展示会が開かれた。
展示会は年1回開かれ、今年は「才能開花〜それぞれの個性を生かして」をテーマとした。また、長浜市がブランド化を目指す地域伝承野菜「尾上菜」のレシピ開発に同校が協力していることから、尾上菜を使った料理を課題とした。
1年生12人、2年生7人が出品し、指導員らが全体のバランスや盛り付け、季節感、配色などを審査した。
2年生の部で金賞に輝いたのは岡本聖矢さん(20)=八幡中山町=の懐石料理「秋意」。課題の尾上菜を使った「尾上菜の胡麻あえ」、季節の食材をアレンジした「秋刀魚の利休揚げ」、卵を菊の花のように添えた「菊花玉子とえびしんじょ椀」などを並べた。岡本さんは昨年も1年生の部で金賞に輝いており、「今年も金賞を獲れるのか心配だったので安心している。今後、料理を続けるうえで自信になります」と話していた。
なお、1年生部では西河恵理子さん(26)=東近江市=の懐石料理「紅葉の錦」が金賞に選ばれた。