病院再編は年度内結論 市長が議会で報告
長浜市議会の定例月議会が8月31日開会し、浅見宣義市長は議案の提案説明に先立ち、北近江豊臣博覧会や市立病院の再建・再編、2025年度決算などについて報告した。
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」を契機とした博覧会は、7月末時点で入館者が23万6000人を超え、関連施設を合わせた延べ入館者は約31万2000人となった。大河ドラマ館には約10万5000人、長浜城歴史博物館や賤ケ岳などの関連施設には約7万5000人が訪れたという。長浜城歴史博物館の7月の入館者は前年同月の約3倍。商店街へのアンケートでは約7割の店舗が来店者や観光客の増加を実感している。来場者アンケートを基に、市内での観光消費額を約41億円と試算した。
浅見市長は「大切なのはこの流れを一過性のものとせず、長浜の持続的な活力につなげること」と強調。秋の催しや今後のデスティネーションキャンペーン(自治体とJRグループが一体となって展開する大型観光キャンペーン)を見据え、二次交通や情報発信、旅行商品、周遊ルートの充実を進める考えを示した。
市立病院の再建・再編では、8月21日の病院再建再編推進本部会議で、長浜赤十字病院との経営一体化に向け、①長浜市による長浜赤十字病院の買収②市立長浜病院への指定管理者制度導入③市立長浜病院の日本赤十字社への譲渡—の3案を比較したことを報告した。
現時点で結論は出しておらず、各案の実現可能性や財政負担を検討していく。浅見市長は「今年度中に市として責任を持って結論を出す」と述べた。
2025年度決算については、基金残高が前年度から7億1900万円減少したと報告した。物価高や人件費、扶助費などの増加で財源不足が拡大し、基金を取り崩して財源を補う状況が続いていると説明。基金残高は2024年度から減少に転じており、今後も厳しい財政運営が見込まれるとの認識を示した。





