長浜ものづくりTECH開幕、28社出展
湖北地域の製造業・ものづくり企業による製品や技術、サービスの展示会「長浜ものづくりTECH」が31日、さざなみタウンで開幕した。28の企業・研究機関が出展し、初日から多くの来場者でにぎわった。
同展示会は、新型コロナウイルス禍による国際輸送の混乱や原油・資材高騰の影響でサプライチェーンの見直しが迫られる中、地元企業同士の連携を促そうと長浜商工会議所が2022年に初開催。今年で4回目を迎える。企業間のネットワーク強化による販路開拓・取引拡大に加え、高校生など若い世代を含む地域住民に地元企業の魅力を発信する場としても位置づけている。
オープニングセレモニーでは、大塚敬一郎会頭が「コロナ禍で疲弊した産業界に喝を入れる思いで始めた。年々参加事業所が増えており、今年は高校生も授業の一環として見学に訪れる」とあいさつ。テープカットで開幕を祝った。長浜梅香保育園の園児によるダンスも披露され、会場を和ませた。
各ブースでは、出展企業が独自の製品や技術をPR。扶桑工業は、世界のパワーショベルの約7割に同社製パーツが採用されていることを紹介し、模型をコントローラーで操作できる体験コーナーを設置して高校生らの注目を集めた。湖北工業は世界トップシェアを誇るリード端子などを展示。富士フイルムBI福井長浜営業所は古文書の複写技術を、ワボウ電子は地元企業の製品を組み合わせた災害用トイレを紹介するなど、多彩な企業の技術力が一堂に会した。
展示会は11月1日も開催され、両日ともキッチンカーやマルシェの出店がある。時間は午前10時から午後5時まで(1日は午後4時まで)。







