長浜相撲クラブが中学2、3年生募集
長浜相撲クラブ(田中敦司代表)は2025年に滋賀で開催される国民スポーツ大会(国スポ)に出場する選手を募っている。同クラブの選手やOBは今年、全国大会、関西大会で優勝し、長浜の名を全国に轟かせているが、国スポ相撲競技少年男子(高校生)に出場する選手が不足しており、田中代表は「一生に一度しかないこのチャンスを生かして、国スポの大舞台を目指してほしい」と呼びかけている(写真は長浜相撲クラブ提供)。
同クラブによると、長浜は西黒田地域の金太郎伝説や宮城野部屋合宿などで全国的にも注目され、長浜市相撲連盟(山田普会長)が運営する同クラブのメンバーの活躍も目覚ましい。
選手兼指導者の石崎涼馬さん(長浜養護学校教員)が8月20日の全国教職員相撲選手権で個人優勝を果たし、同月27日の関西相撲選手権(実業団、府県代表チームが出場)では石崎さん、西大星さん(長浜養護学校教員)、橋本拓実さん(長浜北星高教員)の3人が滋賀代表として出場し、県勢初の優勝を飾った。
9月3日の全国学生相撲個人体重別選手権85㌔級では、同クラブ出身で日体大4年の田中英司郎さん(長浜南中、長浜北星高出身)が優勝した。
同クラブは相撲を通じた人づくり、長浜の相撲文化の継承・発展を目的に2014年に結成された。現在、大相撲で活躍する豪ノ湖(三段目、武隈部屋、高校横綱)も中学3年まで所属し稽古に励んだ。
現在は幼児から大人まで45人(幼児2人、小学生26人、中学生5人、高校生3人、大学生3人、成人6人)が所属。女子選手も9人いる。
目下の課題は国スポ相撲競技少年男子に出場する選手が不足していること。同競技は高校生5人で出場するが、同クラブのメンバーのうち国スポ開催時の高校生は4人しかいない。このため、現在、中学2、3年生を対象に募集している。
国スポ相撲競技は長浜バイオ大ドームで開かれ、田中代表は「長浜で行われる国スポに地元選手が出場し、優勝を目指してほしい」と話している。
稽古は主に水曜、金曜の夕方や週末に長浜八幡宮境内の相撲場で行われている。
問い合わせは田中代表℡090(8935)2762へ。