商売繁盛願って、笑顔でご奉仕

長浜十日戎、豊国神社で開幕、11日まで

 毎年多くの参拝客で賑わう新春の風物詩「長浜十日戎」(長浜恵比須宮奉賛会主催)が9日、南呉服町の豊国神社で開幕した。

 今年で60回目を迎える伝統行事で、11日までの3日間は終日、福笹などの吉兆頒布を行い、献灯寄進者には祈祷する。

 この日は朝から参拝客が続々と訪れ、商売繁盛や景気回復などを願って福笹や熊手を求めていた。福笹を購入した中居産業(高田町)の小川悟嗣さん(39)は「今年は6月に朝日町にサ高住(サービス付き高齢者住宅)を開設する。地域の方が安心して暮らせるサービスを提供し、地域に根付いた施設にしたいとの思いを込め、参拝した」と語る。

 福笹に縁起物を取り付けて参拝客と神様を橋渡ししている巫女奉仕者の一人、尚永明日香さん(22)は「良い1年のスタートを切れるように、心を込めてご奉仕しています。是非、参拝にいらしてください」と呼びかけていた。

 10日は福娘を乗せた駕籠巡行があり、午後1時半に豊国神社を出発し、長浜八幡宮までを往復する。奉賛会の役員や巫女による福餅まきは10日が午前11時、午後2時、3時半、5時、11日が午前11時、午後2時、4時から。甘酒の接待や富くじもある。

 

長浜の商店街でお買い物を

ポイント還元「金ゑびす」スタート

 豊国神社の十日戎にあわせ、長浜商店街連盟は9日から「金ゑびす」と銘打ったスマートフォン決済サービス「PayPay(ペイペイ)」のポイント還元キャンペーンを始めた。

 昨年11月に実施した大売り出し「ブラックゑびす」に続く企画。PayPayを使って買い物すると購入金額の10%がポイントとして還元される。還元額は1回当たり1000円分、期間中、5000円分が上限となっている。

 ポイント還元を受けるには事前に長浜商店街連盟のクーポン券を取得する必要がある。期間は15日までだが、予算がなくなり次第、終了する。

 

掲載日: 2025年01月09日