出版社がアルバム制作で
出版社「樹林舎」が湖北地域の明治・大正・昭和期の日常の歴史を収録した写真アルバム「長浜・米原の100年」の出版に向けて、古写真を募っている。
明治時代から昭和50年代ごろまでの懐かしい行事、建物などの街並み、風景、日常生活など身近にある題材をテーマに約600枚を選んで掲載する。それぞれの写真には詳しい解説を記して地域の歴史を記録する。
湖北地域の古写真の保存・活用に取り組んでいる湖北アーカイブ研究所(吉田一郎所長)とも写真を共有する方針。現段階では旧長浜市中心部や旧浅井、びわ町からの写真提供が少なく、樹林舎の委託を受けて写真アルバムの制作を進めている内藤昌康さん(50)「スナップ写真に写り込んでいる建物や風景などが時代を語る。写真を通じて地域の歴史を後世に残すのが目的。是非、協力を」と呼びかけている。
応募者は市内の主要書店に連絡すれば、取材担当者が訪れ古写真をその場で接写する。応募締切は3月末。写真が採用されれば完成した写真アルバム(定価9990円)を無料で進呈する。問い合わせは内藤さん(℡090・3481・6488)へ。