古典からJ‐POPまで多彩な舞踊

壽扇流壽扇会、6月7日に長浜公演 会主は25歳・福本さん

 古典からJ—POPまで多彩なジャンルの舞踊を一つの舞台で表現する「第二十七回舞踊壽扇流壽扇会公演」が6月7日、長浜文芸会館で開かれる。会主を務めるのは、五村の師範・福本扇佳さん(25)。格式と伝統を重んじる日本舞踊の世界では異例ともいえる若さで公演を担い、「好きな曲で自由に踊れる日本舞踊」を掲げ、新たな舞台づくりに挑んでいる。

 舞踊壽扇流壽扇会は1998年12月、多賀大社本殿で創流祈願を受け発足。古典舞踊の「長唄」「清元」「常磐津」「義太夫」などを基礎に据えながら、演歌や歌謡曲、J—POPにも日本舞踊の所作を取り入れる独自の舞台が特徴。現在は滋賀、三重両県を中心に、小学生から80代まで38人が所属している。滋賀支部は湖北まちづくりセンター、虎姫まちづくりセンターなどで活動している。

 福本さんは3歳から舞踊を始め、5歳で初舞台を経験。以来20年にわたり舞台に立ち続けてきた。若くして会主を務めることについて、「会員の高齢化が進む中でも、どんな形でも踊り続けられる場を守っていきたい。日本舞踊をもっと身近に感じてもらえれば」と話す。

 今回の公演テーマは「伝統から生まれる新たな舞踊ここにあり」。福本さんは「日本舞踊は格式が高く、決まり事が多いイメージを持たれがちだが、壽扇会では古典と新舞踊を分けて考えていない。古典の積み重ねの先に新しい舞踊がある。好きな曲で踊る楽しさを感じてもらえたら」と語る。

 舞台は2部構成。第1部では「文殊獅子」「望郷じょんがら」「大和楽江戸風流」など、第2部では「春夏秋冬屋形船」「清元玉屋」など、古典と現代曲が交差する多彩な演目が並ぶ。米津玄師さんの楽曲「地球儀」「死神」を取り入れた演目も予定しており、日本舞踊になじみの薄い若い世代にも親しみやすい内容となっている。

 開演は午後0時半。入場無料。全席自由席。

掲載日: 2026年05月15日