長浜東ロータリークラブ創立50周年
長浜東ロータリークラブの創立50周年記念式典が16日、北ビワコホテルグラツィエで開かれた。半世紀にわたり地域に根差した奉仕活動を続けてきた歩みを振り返るとともに、「未来へつなぐみどりの架け橋」をテーマに、次の50年への決意を新たにした。
同クラブは1976年2月20日、長浜ロータリークラブのスポンサーにより誕生。地区内48番目、県内11番目のクラブとして国際ロータリーの認証を受けた。以来、奉仕の理念を柱に、職業奉仕や地域奉仕、青少年育成、会員親睦など幅広い事業を展開してきた。
クラブ創立と同時に始まった独自の継続事業「みどりのまちづくり事業」では、「湖北にみどりを増やすこと」を目標に地域の環境整備を推進。建設大臣賞を受賞した「豊公園みどりの森」事業をはじめ、市民と協働で進めた長浜新川沿いの桜植樹、神照運動公園への白樫植樹、長浜市役所新庁舎完成記念のクロマツ植樹などに取り組んできた。中でも長浜新川沿いの桜並木は、春になると満開の花を咲かせ、市民に親しまれる景観として定着している。
50周年記念事業では、豊公園で「未来に咲く平和の桜プロジェクト」を実施。110人を超える親子が参加し、シダレザクラや神代曙桜の植樹、記念石碑の除幕などを行った。また、伊吹山では植生復元プロジェクトとして、シカ防護柵の設置や記念看板整備に協力し、荒廃が進む自然環境の再生支援を続けている。
また、2011年の東日本大震災を機に福島中央ロータリークラブとの交流が始まり、被災地支援を通じて絆を深めてきた。以降、友好クラブを締結し、相互訪問や交流を継続。今回の式典にも福島中央ロータリークラブの会員16人が駆け付け、長年の友情を確かめ合った。
式典には、岸本織江副知事、浅見宣義長浜市長、角田航也米原市長、上野賢一郎厚生労働大臣をはじめ、県内各地のロータリークラブ関係者ら約100人が出席。長浜出身の声楽家・上田楽々さんによる国歌独唱で開幕し、歴史を振り返る映像上映や記念事業紹介などが行われた。
林章浩会長は、「創立時の先輩方は、地域を緑豊かな街にしたいとの強い思いから『緑の森プロジェクト』を立ち上げた。その理念は今も脈々と受け継がれている」と強調。「超我の精神を発揮し、この地域に何ができるのか、何をしなければならないのかを考えながら歩んでいきたい」と力を込めた。
祝辞に立った上野大臣は、「50年は決して平たんな道のりではなかったと思う。環境保全や震災復興、福島との交流など、どれも地域の心に残る活動ばかりだ」と功績をたたえ、「先行きが見通しにくい時代だからこそ、ロータリーの理念を掲げた活動の重要性はさらに高まる」と期待を寄せた。
また、創立50年を機に初の女性会員2人が入会したことも報告され、新たな時代への変化も印象づけた。会員らは、先人たちの思いを受け継ぎながら、地域とともに歩む次の半世紀へ決意を新たにしていた。
式典後には祝賀会も開かれ、最後は長浜港で記念花火が打ち上げられた。夜空を彩る花火に、出席者らは50年の節目をかみしめていた。








