70回目の長浜盆梅展開幕
今年で70回目を迎える長浜盆梅展(長浜観光協会主催)が9日、慶雲館で始まった。本館での古木の展示に加え、新館では米原市の切り絵作家・早川鉄兵氏の作品と共演し、例年とは異なる趣となっている。
盆梅展は浅井町高山(現在の長浜市高山町)の高山七蔵氏から盆梅が寄贈されたのをきっかけに、1952年に始まった。観光協会が管理する2000本の梅の中から、300本を鉢植えにし、見ごろに合わせて常時約90鉢を会場に並べている。
本館では高山氏が寄贈し第1回から展示している「昇龍梅」がつぼみを膨らませて1つ、2つと花をつけ始め、枝ぶりと一緒に楽しめる。新館では早川氏の切り絵作品が壁一面にダイナミックに展示されているほか、小さな盆梅を運ぶウサギやキツネ、イノシシの姿も。
入館料は大人800円、小中学生400円。午前9時から午後5時、3月10日まで。なお。今月30日以降の土日・祝日は午後8時まで開館し、ライトアップを行う。