滋賀、岐阜から83人参加
北近江と奥美濃を結んだ歴史ある交易路「八草古道」の久加峠で3日、整備交流会が開かれ、滋賀、岐阜両県などから参加した83人が古道整備に汗を流し、地域間交流を深めた。主催は「久加峠を復元する会」(山田洋会長)。
参加者は長浜市や米原市、彦根市、高島市のほか、大阪府高槻市、岐阜県揖斐川町、池田町、垂井町、関ケ原町、大垣市、岐阜市、瑞浪市、東京都世田谷区など各地から集まった。
長浜側の参加者は木之本町金居原の合歓の郷を出発し、土倉鉱山手前の登谷から48人が登山。揖斐川町側からは35人が八草村跡を出発し、双方の参加者が峠で合流して握手を交わした。
作業では11台のチェーンソーを使い、立ち枯れたミズナラを伐採して丸太ベンチを設置したほか、金居原側に展望場所を整備し、横山岳を望めるようにした。また、長浜側から手作りの案内標識も設置し、登山道を分かりやすくした。
昼食後は雨が降り始めたため、峠で予定していた青空講座を中止し、合歓の郷で研修会を開催。野鳥研究家の山崎志保さんが「渡り鳥ツグミの生態」、湖北アーカイブ研究所長の吉田一郎さんが「久加峠の歴史」について講演したほか、揖斐川町文化財保護委員の神谷節雄さんが「川上のほうろう踊りの源流」について話した。
同会では今後、滋賀、岐阜両県の交流を深めながら古道の伐開を進めるほか、井伊直孝ゆかりとされる「直孝松」の復元植栽、標柱や説明板の設置などにも取り組む方針。








