入江の水田にコウノトリ

茨城から巣立った「うめちゃん」

 米原市入江の琵琶湖に近い水田で5日午前10時半ごろ、自営業の中川建さん(42)=長浜市曽根町=が国の特別天然記念物コウノトリを目撃し、カメラに収めた。湖北野鳥センターによると、コウノトリは長浜市内ではよく確認されているものの、入江周辺での目撃はあまり多くないという。

 中川さんは入江で仕事中に見慣れない白い鳥を見つけ、事務所にあったカメラで撮影した。画像をAIで確認したところコウノトリと判明したため、兵庫県立コウノトリの郷公園に問い合わせ、足輪の情報から「昨年に茨城県を巣立った個体」と分かった。

 湖北野鳥センターによると、この個体には「うめちゃん」の愛称が付けられている。湖北地域では毎年、長浜市や米原市でコウノトリが確認されており、今年も少なくとも数羽が生息しているが、入江周辺まで飛来する例はあまりなく、珍しいという。

 中川さんは「生後1年ほどで茨城から滋賀まで飛来する生命力にすごさを感じた」と話していた。

掲載日: 2026年06月08日