余呉の全長寺でアジサイ見ごろ

 「あじさい寺」として親しまれている余呉町池原の全長寺の境内でアジサイが見ごろを迎えている。
 アジサイは平家芳雄住職(75)が雑草に覆われていた境内を花いっぱいにしようと約30年前からコツコツと植えてきたもの。現在は約50種類1500株へと増え、梅雨の時期に色とりどりの花を咲かせている。
 今年も今週から見ごろを迎え、だるま大師の石像が見守る中、赤紫、青、白など色鮮やかに咲き誇っている。
 境内での観賞のほか、書院からの眺めも楽しいという。平家住職は「花を愛で、仏に会い、人と交流でき、気持ちも整う。この機会にぜひ参拝を」と呼びかけている。なお、書院に入るには拝観料(300円)が必要。7月中旬までが見ごろとなりそう。

掲載日: 2025年06月24日