10日から直売、17日から狩り
今荘ぶどう園(今荘町)でブドウの実がたわわに実り、10日から直売、17日からブドウ狩りが始まる。
農家3軒でつくる今荘ぶどう生産組合(佐野勝組合長)では約3㌶で16品種を栽培し、毎年、8、9月に直売している。また、農園を開放してブドウ狩りを催している。
今年は梅雨の豪雨と猛暑という不安定な天候で実が割れるなど生育が思わしくなく、例年に比べやや収量が減るという。ただ、粒は大きく、糖度も例年並みになる見込み。
1年を通じた世話の中で最も大変なのが房の形を整える「摘粒」。6月中旬から約1カ月、園内のブドウを一房ずつ丁寧にチェックして、粒をハサミで切り落とす。組合員1人当たり2〜3万房を担当し、組合員の冨永さん(22)は「人手が限られるので大変な作業だが、これをしないと粒が大きくならない」と語る。
主力は酸味と甘みのバランスが良いマスカットベリーAで、子どもにも食べやすい。直売は午前8時から午後5時まで。
ブドウ狩りは農園の一角を開放。時間無制限で自身で収穫したブドウを好きなだけ食べられる。入園料は中学生以上1500円、小人1000円、3〜5歳500円。午前9時から午後5時まで(入園は午後4時まで)。9月上旬まで。冨永さんは「時間無制限で飲食物の持ち込みもOK。ピクニック気分でゆっくりブドウ狩りを楽しんでほしい」と話している。
問い合わせは今荘ぶどう生産組合℡(74)1322へ。