井伊家歴代当主の名刀 一堂に

国宗や来国光、虎徹ら 博物館で

 彦根城博物館はテーマ展「井伊家歴代の指料(さしりょう)―選ばれた名刀の姿」を開いている。  

刀剣は武器として使われたほか、神仏に捧げる宝物や大名間などでの贈答品としても用いられた。江戸時代の井伊家にも多数の刀剣があったが、関東大震災などで焼失したため、現存は歴代当主の指料60本ほど。指料は腰に差した刀剣のことで、歴代当主は指料を装飾するための鞘や柄、鍔などの拵一式をあつらえた。

 テーマ展では、鎌倉時代後期に山城国(京都)で活躍した名工・来国光(らいくにみつ)がすり上げた初代・直政の指料と伝わる刀など20点を展示。ほかの展示品は、朱漆塗りの鞘と朱漆塗りの鮫皮に黒糸を巻いた柄を組みわせた二代・直孝が所用したと伝わる大小拵、鎌倉時代に伯耆(ほうき)国で活躍した国宗が作った十二代・直亮の指料として伝わる重要文化財の太刀、明暦から延宝年間(1655年~81年)に活躍した名工・長曽祢虎徹が寛文4年(1664年)ごろに作った十三代・直弼の指料と伝わる脇指、直政から直弼までと直元を加えた14人分の指料と拵の名称などをまとめた台帳など。

 ひこにゃんが出演して学芸員らが展示品を解説した7月24日にライブ配信した動画「ニコニコ美術館」が9月14日まで視聴できる。

 開館は9月14日までの午前8時半~午後5時。休館は8月20日と9月10日。

(滋賀彦根新聞)

 

掲載日: 2026年08月19日